本日は、投資信託の中でも少し特殊なものをご紹介したいと思います。
投資に慣れている方であれば、
ETF(Exchange Traded Fund)というものをご存知の方を多いかと思います。
最近のマネー紙等でもあらゆる所で特集組まれておりますね。
投資信託と個別株式の特徴を合わせた金融商品です。 ETFとは、証券取引所に上場され取引されている投資信託となります。同じ取引日であればいつ申し込んでもその日に算出される基準価格で売買される投資信託と違い、株式と同じで上場している投資信託の株式を売買するわけです。
主な特徴(メリット)は以下3つ。
日本でも組成はここ数年で活発化してきておりますが、まだまだ金額ベースでは投資信託の方が規模が大きいです。しかし、海外は日本と比べてETFの規模が大きく、運用対象も様々で日本で組成されている投資信託では投資できない対象にも投資ができます。例えば先進国市場の指数だけではなく新興国市場の指数であったり、金、銀、原油をはじめとするコモディティ(商品)まで、その投資対象を広げております。
2007年9月30日以降、海外で組成されたETFも日本の証券市場に上場出来るようになったことから、海外で組成されたETFを扱う国内の証券会社も増えてきました。
世界の有望な投資先への投資方法として、今注目を浴びているわけです。私自身の実感としては、次の点で魅力を感じております。
- インデックス型で、市場平均に近いリターンを目指している
- 新興国等の成長が期待できる市場に分散投資ができる
- 投資信託と比べてコストが安い
- 安定的に高い利回りを追求できる
まず、前回はノーロードのインデックス型投資信託でまずは投資を始めることをお薦めいたしましたが、慣れてくればETFも対象にしていったほうが良いと思います。
この中で私が一番ETFに対して感じているメリットは、
これから成長の期待出来る分野により効率的に投資ができることでしょう。海外で組成されている投資信託も多く、長期間の平均的なリターンが10%を超えるような優秀なETFが世界には数多くあります。
もちろん株式と同じように売買されておりますので、値動きは投資信託と比べて大きいです。それに日本の国内証券会社が扱える国内で上場している海外のETFは100本ちょっとであり、まだまだ数が少ないです。海外の証券市場に上場している海外ETFを購入するためには、海外の証券会社に口座を開かなければならないですし、そのためには英語は必要となります。(中には海外口座をネット申込と郵送だけで手続きができるところはありますが。)
また、ETFは組成されたばかりで規模が小さい場合、上場廃止等で価値が無くなるリスクも内在しております。しかし、一定以上の規模のあるものであれば、上場廃止のリスクは限りなく低いといっていいかと思います。
これから、
しっかりと勉強していけば平均的な一年の利回りとして、5%~10%で運用することも十分狙っていけますから、当然国内で預金や国債を持っているよりも遥かに優秀なパフォーマンスが期待できます。
具体的な取引&運用方法は、次回以降に譲るとして、ETFは投資方法としては上級に入るかと思います。経済の基本的な仕組みと流れを理解しなければいけませんし、為替等の最低限の知識も必要となります。
しかし、徐々に低い投資金額で投資が始められるようになっておりますし、扱える海外ETFも種類がこれからどんどん増えるでしょうから、今のところ私自身としては、一番期待するデフレ時代を乗り切る「知恵」のひとつとして見ております。
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テーマ : 投資信託
ジャンル : 株式・投資・マネー